今回はトライズ(TORAIZ)のコンサルタントに英語の学習歴とトライズについてお話をしていただきました。
英語学習歴について
私の英語学習歴についてですが、実は、アメリカでのインターンシップ中というよりは、帰国後に英語が伸びました。というのも、インターンシップの業務では話す相手が自分の上司、それから一緒に働くパートの人に限られていたんです。
そのとき担当していたフラワーアレンジメント以外のポジションに異動した時に、対応できるかと言われれば、できない。そんな状態でした。
インターンシップを終えた後は、アメリカで仕事を取りたいと思っていましたが、難しかったです。
インターンシップをしていたのが、ワールドトレードセンタービルの大惨事があった2年後くらいで、外国人を雇うような余裕がある世の中じゃなかったんですね。
帰国後の就職先は花の輸入商社
それで日本に帰ることになって、帰国後は花の輸入商社に入りました。
輸入先の国の人たちと英語でやりとりするようになって、本当のビジネス英語を実務を通して身につけました。
実は、最初の取引先はケニアでした。非英語圏で、第二言語が英語の者同士でやりとりをする状況です。
ケニアとの取引は難しい部分もあって、品質に関する基準が日本と違って甘く、悪い言い方をすればちょっといいかげんでした。
私は輸入担当であり、品質もチェックしなければならなかったんです。品質基準を言葉や文章で送って、「はい、わかりました」とその通り選定してくれればいいけれど、そういう簡単な相手ではありませんでした。
そこで、現地ケニアに、行かせてくださいと言い、自分で検品するため出張に行きました。商品が日本に届いてからだと、送り返すのは大変です。なので自分がケニアに行き、「基準を満たさないもの」「出しちゃダメなもの」というのをチェックしに行きました。
向こうも向こうで、粗悪品として拒絶されるとお金にならないので、現地では押し問答のようになりましたね。

トライズはどんなサービスですか?
「英語をネイティブスピーカーみたいに話せるようになりたい」
「日本語と同じように英語を理解できるようになりたい」
というような状態に憧れる方は多いです。
だけど、トライズのサポートの中では受講生の方1人1人に「具体的なゴールとは何ですか」と伺います。ゴールが「会議で話せるようになること」なのであれば、そのための英語を身につけます。
英語は手段です。
いつの間にかゴールや目的を見失って、「英語を完璧に話す」という手段だけを見て、あれもこれもと高望みすると収集がつかなくなってしまいます。
受講生には、私自身の経験もお話しするようにしています。私は商社で7年間、同じ商材を扱っていました。そうすると、仕事の中で英語において困ることは全くなくなったんです。
でも、例えば会食の時に仕事と関係ない話になったり、ネイティブ同士で話していて自分だけ非ネイティブだったりという状況だと、やっぱり話に置いていかれます。
それでも、仕事はできるんです。
だから、目的のための英語を身につけるようにとお伝えしています。ネイティブのように、と幅を広げてしまうとゴールまでの道のりが遠くなります。もちろん、ちょっと道を逸れて違うトピックに触れるのはいいんです。
でも、目的に合わない学習方法を続けても意味がありません。本当は仕事で英語を使いたいのに、海外ドラマ見続けていても、ビジネス会議で話す英語は身につきませんよね。
ゴールに沿った英語学習をすることが大切です。
私は、中高時代の英語学習は学校の勉強だけでした。ただ、英語に関する興味そのものはあったので、人よりも音読をたくさんする、というようなことはしていました。
でも、コミュニケーションは不得意で、音読するのと話すのとでは全然違うなと思っていました。書くことも不得意ではなく、テストならそこそこできるけれど、話せないという状態でしたね。

トライズにはどんな受講生がいますか?
トライズの受講生も、「読む・書く」は得意な人がとても多いです。読むだけなら「なんだ簡単じゃん」となります。
でも、テキスト閉じてもらって、私が英語で簡単な質問を投げかけると、頭が真っ白になって答えられないという人が多いです。
テキストに出てきているフレーズが、簡単だからと侮らないことが重要です。読めるのと、口から出せるのではそれくらい壁があります。
次回は、コーチング英会話スクール「トライズ」でも使用しているオススメの英語教材について詳しく書いていきます。ご期待ください!