トライズでも使われている英会話学習におすすめの教材2選【トライズ・コンサルタント・インタビュー Part.6-3】

オススメ英語教材紹介

今回はトライズ(TORAIZ)のコンサルタントにオススメの英語教材についてお話をしていただきました。

トライズコンサルタントおすすめの英語教材

英語学習の教材についてですが、もちろん全ての受講生に「これ1冊」というのは難しいです。

そんな中で、ビジネス英語を目的としていて、会議で英語のコミュニケーションが必須だという人におすすめする本を紹介します。

起業家の英語

ひとつ目は起業家の英語」というリスニング用の本です。

ジェフ・ベソス、マーク・ザッカーバーグ、スティーブ・ジョブスなど、有名な起業家たちの講演やスピーチなど、生の英語が収録されています。ビジネスマンに興味を持ってもらえる本ですね。

この本のいいところは、言い間違えとか言い直しとかもそのまま入っているところです。よく考えるとこの文法おかしいよね、というようなものもそのまま収録されています。

私がよく言うのは、「この本が理解できるようになれば、会議の英語はもっと理解できるようになる」ということです。

なぜかというと、この本の内容は、受講生の方が関わる仕事に100%リンクしているわけではないからです。みなさんそれぞれ勤めている業界が違います。

しかし、自分と関係のない業界について喋っているこの本の内容がわかるようになると、予備知識がたくさんある自分が深く関わっている内容の会議については、よりたやすく理解できるようになるんです。

ソフトウェアの会社に勤めているならソフトウェアの用語、物品関連の仕事をしているならそれに関する用語とか、予備知識があるため、推測する力を使えるんです。

この本をスタートするときは、最初は必ずテキストは見ずに音声だけを聞いてもらいます。そして、何が聞こえたかを紙に書いてもらいます。

おすすめの教材

推測でもいいので、とにかく書いてもらう。「もうこれ以上聞いてもわからない」という状態になって初めてテキストを開いてもらいます。そこで、書いてもらったことがどれだけ合っているかを確認します。

この時に、何度聞いてもわからなかったところを明らかにします。聞こえなかった部分は、意図して口に出すように何度も練習してもらいます。

すると、できなかったことができるようになります

受講生の方には、同じスピーチを10回、20回は聞いてと伝えます。

いつも言っているのは、「今後どんなにトレーニングを積み重ねても、一語一句完璧に理解できる状態にはならない」ということです。なので、7割理解できるところを目標にしてもらいます。

会議でも、全体の7割を理解できれば、残り3割は「ここを理解できなかったから、説明してくれますか」と質問できるようになりますね。そうやって残りの3割を補えるようになればいいんです。

これは、実は受講生から聞いてなるほどと思った話です。その方は、トライズに入会当初は、英語会議は全体の5割しか理解できなかったそうです。「質問ありますか」と言われても「何がわからないかわからない」という状態で質問さえできなかったと言っていました。

しかし、半年勉強して7割理解できるようになったら、わからない部分だけをピックアップして質問できるようになったそうです。

英語が母国語じゃない人はここがゴールです。日本語で10割理解できないことを、英語で10割理解するのは難しいです。

リプロダクショントレーニング

おすすめの教材

スピーキングにはリプロダクショントレーニング」という本のビジネス編をおすすめすることが多いです。

トライズは、外部から通訳の先生や言語学の先生を招いて勉強会を行っています。その時に、通訳の先生に聞いた内容とこの本がとてもリンクしていたんです。

トライズでは、英語の音声を流して、それを聞き取ってもらい一秒遅れで話してもらうシャドーイングの練習をしてもらいます。一見すると、受講生が音を聞いて、口で物真似できるというスキルが身についたように見えます。

ですが、この方法では英語の音を綺麗に真似て発話できても、意味をきちんと理解しているかを確認することはできません。発音できても意味がわかっていないと、洋楽をただ耳コピして、音として出しているのと変わりません。

意味を理解しているかをチェックする方法として、「発話されている文章に、意味の切れ目でスラッシュを入れる」ということを通訳の先生に勧められました。音声を流し、意味の切れ目でその場でスラッシュを入れてもらいます。もし、どこで意味が切れるのかがわかっていなかったら、音を完コピして発音しているだけということです。

なるほどと思い、実際に受講生にやってもらうと、やはり意味をわからずただ発音しているだけだったという人もいました。

おすすめの英語教材6選【トライズ・コンサルタント・インタビュー Part.5-3】

2020年6月9日

このテキストでは、その問題をカバーできます。CDが意味の切れ目ごとに止まって、少し間が開きそこでリピートできるように作られています。

英語というのは、単語一個で意味をなすのではなく、複数語のまとまりで意味をなします。スラッシュごとの単位で音を捉えるようにする癖をつけて、複数語でまとまっている感覚で聞いて、リピートしてというのを繰り返してもらいます。

最後は文章を覚えて話してもらいます。

この本は、登場人物2人のダイアログがいくつも収録されています。各ダイアログの最後には、ストーリーが絵だけで示されています。会話を何度も繰り返して覚えてもらい、最後には絵だけ見て、1人2役で発話してもらいます。

CDは流しません。暗記ですね。

ストーリーは頭に入れてもらいますが、一語一句、会話の中で使われているものを絶対に使わなきゃダメというわけではありません。ストーリーの流れが合っていて、書いてあることと違うことを言っていなければO Kです。

例えば「I understand.」という表現があったとして、もし同じ意味の言葉を受講生が知っていれば、それに置き換えて使ってもらっても問題ありません。

受講生に感想を聞くとストーリーがある程度の長さがあるから、語のまとまりを意識して覚えないと暗記できないと言う方が多いです。自然に語のまとまりで覚えるようになるんですね。この「複数語のまとまり」という捉え方で英語を捉えて話すことができれば、聞き取りもできるようになります。

この本は、早い人だと3つのダイアログを2週間で覚えてきます。

でも、それだと少しきついので、だいたい2週間で2つくらいのペースで覚えていってもらいます。語のまとまりという認識があれば、リスニングをしている時も、まとまりで音声を認知するような癖がついていきます。一語一句を完璧に聞けなくても、7割は聞き取れるようになるんです

最初に紹介した「起業家の英語」とこの「リプロダクショントレーニング」をやることで、相乗効果が生まれてきます。

次回は英語学習のモチベーションの作り方について書いていきます!